特定医療法人 富尾会 桜が丘病院 熊本県熊本市池田3-44-1(〒860-0082) Tel:096-352-6264 Fax:096-352-6721

「からだ」の面、「こころ」の面、「環境」の面に、それぞれ働きかけながら、症状の改善と再発予防をはかっていきます。さまざまな治療法を組み合わせることにより、治療効果が高まります。
統合失調症は、疲れた脳を休ませていくために「休養」をとることが大切です。その上で、適切な薬物療法や修正型電気けいれん療法によって、脳内のバランスを整えていきます。また、入院プログラムは、ご本人の自然治癒力を最大限引き出すことを目的とし、充分な休養(睡眠)・規則正しい生活・栄養のある食事・適切な心身への刺激が保たれるよう計画されています。
統合失調症の方の脳内では、神経伝達物質(ドーパミン等)の働きが向上しているため、お薬の力をかりて、神経伝達物質の量を減らしたり、バランスを整えたりしていくことが必要になってきます。
【統合失調症の治療で使われる薬】
一昔前の薬は、症状を抑えても、副作用が強いというデメリットがありました。しかし、新しい薬は、副作用が少ないだけでなく、傷ついた脳の神経細胞の再生効果があるというメリットがあり、飲み続ける効果が期待されます。【お薬を飲むときに覚えておいてほしいこと】
こころの病気の治療では、不安や悩みを、ひとりで抱えこまないことが大切です。そのため、医療者との対話が治療の中で重視されています。当院では、ご入院になると、患者さん担当の看護師が決まります。入院中に生じる様々な悩み、日々の生活目標など、親身にアドバイスし、生活を支援します。また、同じ病気の患者さんが集まり、皆で病気の勉強会に参加し、病気の治し方、再発予防を共に学んでいきます。
統合失調症の勉強会「らくらくスクール」を定期的に実施しております。統合失調症に対する正しい知識を身につけると共に、ご自分の病気を振り返っていただいております。勉強会を通して「1人で悩まなくていいんだ」「安心して治療を受けられるようになった」「再発予防のためには薬を飲むことが大切だと分かった」などの声が寄せられております。
統合失調症は心身の治療だけでなく、患者さんの生活環境を整え、ストレスを減らしたり、ストレスの対処法を学んでいったりする必要があります。当院では、患者さんご本人の生活力を取り戻すリハビリテーションに力を入れると共に、生活サポートの一環として、退院後の生活相談、ご家族支援など、様々な取り組みに力を入れております。
精神科でのリハビリテーションを「作業療法(OT:Occupational Therapy)」といいます。
当院では、専門の作業療法士がリハビリを担当させていただきます。
【統合失調症に対するリハビリテーションの目的】
専門の精神保健福祉士が、様々な生活の悩みについてご相談にのります。
【デイケア】
退院後もリハビリを続けていくことが、回復の助けになります。当院のデイケアは、入院中から見学可能で、他の利用者やスタッフと顔見知りになれます。ご家族は、患者さんにとって最大の支援者です。当院では「家族面談」や「ゆうゆうスクール(=病気の勉強会)」を定期的に実施し、統合失調症に対する正しい知識、患者さんに対する関わり方をお伝えしております。また、ご家族自身の心配事や悩みにも、随時ご相談を承っております。