その他の疾患

その他の疾患

病気の鑑別や合併について評価をきちんと行うことは、薬剤やその他の治療方法の選択と深く関係しますので大変重要になります。気軽にご相談ください。

適応障害

ストレスになる出来事に対して、うまく適応することができず、さまざまな心身の症状が出現して社会生活に支障をきたします。たとえば、抑うつや不安が強く、何かを計画したり続けたりができなくなる人もいます。それまで日課としていたことも困難になることがあります。中には、暴力や突飛な行動をとってしまいそうだと感じる人もいます。

不安障害

不安が強すぎて、こころや行動に障害が生じます。こころの症状としては、対人恐怖、外に出るのがこわい、なんとなく不安、悪い方にばかり考えてしまう、イライラなど。からだの症状としては、汗をかいたり、胸のドキドキ、頭痛、おなかの痛みなど。症状は多岐に渡ります。

双極性障害

活動的な躁状態と、憂うつで無気力なうつ状態を繰り返す病気です。はっきりとした躁状態がある場合は双極Ⅰ型障害、調子が少し良すぎるという軽躁状態がある場合は双極Ⅱ型障害と呼ばれます。うつ病の治療を長く続けていても、なかなか良くならない場合、実は双極性障害だったということがあります。双極性障害では、うつ病とは治療目標・使うお薬が違いますので鑑別が大切です。適切な治療で、落ち着いた生活が可能となります。

発達障害

不注意が多く、うっかりミスで事故を繰り返す、衝動的に買い物をしてしまう、片づけられない、就職はするが仕事が長続きせず、仕事先を転々とするなどは注意欠陥多動性障害かもしれません。また、周りと合わせられない、周囲の人の気持ちが理解できない、雰囲気や場の空気が読めない、などは自閉性障害かもしれません。

パーソナリティ障害

「その性格のために自ら悩むか、他人を害する」と大きく定義されています。大多数の人とは違う反応や行動をすることで、ご本人が苦しんでいたり、周りが大変困っているケースに診断される病気です。

依存症候群

やめたくてもやめられない病気を「依存症」といいます。

  • お酒をほどほどに飲もうと思うのに飲み過ぎてしまう「アルコール依存症」
  • 軽い遊び程度にパチンコやギャンブルを楽しむつもりが借金まみれになって生活が立ち行かなくなる「ギャンブル依存症」
  • 不安や不眠をなんとかしたいと思って、薬を飲み始めたらどんどん増えていってしまう「薬物依存」
  • ネット依存、スマホ依存、ゲーム依存といった「ゲーム症・障害」
  • 買い物しすぎる「買い物依存」
  • 悪いと分かっているのに、つい万引きしてしまう「クレプトマニア」

依存症の治療では家族の関わりが大事です。放置しておいたり、家族が借金を肩代わりしてあげたりすると、どんどん悪化します。家族はつい約束に期待したり、本人に意志を強く持ちなさいと説得したりしますが、「意志の力」でやめることができなくなるのが依存症です。病気ですので、正しい関わりを知るためにも病院に相談にくるようにしましょう。
ご本人は受診しなくても、ご家族だけで相談にこられても結構です。電話で予約してからおいでください。

ご相談連絡先/地域連携室

096-352-6264

電話受付時間/8:20〜17:00(月〜金曜日)

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